椿賞争奪戦2023【伊東温泉けいりん】

豪華メンバー参戦！限界スピードのV争い

豪華メンバー参戦！限界スピードのV争い

地元からは68周年記念の覇者渡邉雄太。神奈川からは競輪祭ＧⅠで準Ｖの松井宏佑、タテ・ヨコ自在な和田真久留。千葉から参戦はストロングハート和田健太郎を擁し南関ラインは強力な布陣を敷く。渡邉雄太は競輪祭の最終日の落車の影響が心配されるが、気力で間に合わせ、援軍の力を借りて地元Ｖに挑む。神奈川のスピードスター松井宏佑は、競輪祭でＧⅠ初制覇にあと一歩のところまで迫る準Ｖ。その決勝戦で先行してくれたのは今回残念ながら欠場となった深谷知広。今シリーズは渡邉雄太の前で戦い、自分も含め南関から優勝者を出し、グランプリ出場を決めた深谷にエールを送る。道中の守りを引き受けるのは和田健太郎。ガッツあふれる走りで直線に突入すれば、自らもＶを狙って渾身差しでＧ勝負。さらに当所ホームの大石剣士、冬場の重いバンクに強い徹底先行の野口裕史と先行型の層が厚いのもプラス。強豪を迎え撃つ態勢は準備万端だ。

北日本からは10月寛仁親王牌ＧⅠのファイナリスト小松崎大地。タテ攻撃に加えて自在性も備える坂本貴史やシャープな差し脚の渡部幸訓。注目の若手先行型には大川剛らがそろい、結束した時のタテの攻撃力は迫力満点。近畿も強力な布陣。前ナショナルメンバーから寺崎浩平、競輪祭のファイナリストの南修二、展開やメンバー構成次第に応じて何でもできる山田久徳と戦力は厚い。寺崎のスピードを生かしたカマシ・捲りは別線を完封する可能性もある。南は近況大きく変化している。強気な位置取りと守りに回れば強烈なブロックは代名詞だが、そこに加えてタテ脚に磨きをかけてきた。近況は差しにとどまらず、10月の向日町ＦⅠ決勝では捲りでＶとイメージは完全に変わった。山田久徳は前で戦うならカシ・捲りから好位飛び付きまで、人の後ろなら追込型としても戦えるオールラウンダー。機動型・自在型・追込型にそれぞれ一流がそろうのは最大のストロングポイント。関東からは積極性が武器の機動型菊池岳仁、機動力に加えてワイドな攻撃力を持つ山岸佳太、地脚タイプで重いバンクコンディションでも活躍できる小林泰正。中部地区は突破力のある機動型谷口遼平と柔軟な戦い方もできる川口聖二が参戦予定。この２地区はやや勢力的には小粒ながら、大勢力同士がけん制し合えばチャンス逃さず仕掛けて大浮上。

中四国からは今やＧⅠ決勝の常連にまで成長した犬伏湧也が当所初参戦。強烈なダッシュ力とスピードを生かしたカマシ・捲りで、別線を完封する可能性もあり、間違いなくＶ有力候補。援軍には香川雄介。犬伏が強度を上げた仕掛けの時には踏み出しに全集中。九州からも注目選手が参戦予定。伊藤旭はタテ・ヨコ自在にワイドな攻撃力を持つ選手。いざとなれば好位をさばく事がデキるのは333走路の戦いでは大きな武器。展開に応じて立ち回れるだけに、当所初参戦のハンデはないに等しい。単騎のスペシャリスト野田源一も虎視たんたん。乱戦に持ち込めば、捲り・差しで存在感を示す。