FC東京杯・スポーツニッポン新聞社杯2022【京王閣競輪場】

FC東京杯・スポーツニッポン新聞社杯

京王閣を盛り上げろっ!

激戦必至の4日間

4日間開催のFIナイターシリーズ。初日、2日目はポイント制で準決進出が争われる。北日本、南関東、地元の関東地区と各地区の勢力が拮抗しているだけに、シリーズの流れ次第ではV戦線の行方も大きく変わってきそうだ。野口裕史、近藤隆司とタイプの異なる力のある機動型を擁する南関を中心視した。近況はF1シリーズが主戦場となっている野口は優勝こそないものの、積極的なスタイルでレースを支配。白星を重ねている。また、近藤は昨年11月の富山でのV奪取以降はやや成績を落としているが、やはり一撃の破壊力は魅力たっぷりだ。千葉コンビに何でもできる佐藤龍二らが加われば、ラインの厚みも増す。シリーズを有利に運び、南関勢に流れを呼び込もう。

関東勢は小林泰正、地元の高橋築が浮沈の鍵を握っている。直近の豊橋記念ではまくり、先行策で2勝をマークした小林は、今シリーズにゆとりのローテーションでしっかりとトレーニングを積んで望めそうだ。また、2月の取手では、前述した野口の番手奪取から追い込みで優勝を遂げた高橋の動きも上々。戦法の幅を広げて、展開に応じた立ち回りができるのが高橋の強み。ここも自力ではもちろんだが、小林とのタッグならさらにチャンスは広がる。差し脚堅実な磯田旭らの追い込み選手と息を合わせて他地区を迎える。

復調途上もスピード侮れない嵯峨昇喜郎、着実に力をつけている小原丈一郎に荻原尚人、阿部拓真と北日本勢も戦力は整っている。青森の2人が初日からテンポよく流れに乗れると、荻原や阿部が浮上してこよう。

格上の泉慶輔がV最有力

今期は1年半ぶりにA級に降級となった泉慶輔だが、S級の前期は二ケタ勝利。S級ラストとなった昨年12月の松戸決勝では、俊敏な立ち回りから準VとA級では力上位の存在だ。A級での3場所も9戦6勝、2着2回と準パーフェクトの戦績を残しているように、対応力もある。目標がいなくても、シャープな差し脚と強気の立ち回りで別線にプレッシャーをかけて優勝をもぎ取る。

2班ながらも成長著しい119期の鈴木浩太のパワーが侮れない。昨年12月に3場所連続の完全Vで特班。直後からA級1、2班戦でもクラスの壁を感じさせず、1月の伊東では3連勝で優勝を遂げた。初日予選、準決では逃げ切り、3日間バックを取る内容の濃い走りは、同県の佐藤清之らにとっては頼もしい。

前期のS級では精彩を欠いた植原琢也だが、降級初場所の前橋は211着で優勝。将来を嘱望された逸材だけに、やはりそのスピードは目を見張るものがある。長井優斗、西村行貴らの地元勢と息を合わせて、別線一蹴を目論む。

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