サマーナイトフェスティバル2022【玉野競輪場】

サマーナイトフェスティバル

夜に駆ける、星になれ。

第18回サマーナイトフェスティバルが玉野競輪場で開催される。6月の高松宮記念杯でみごとに地元優勝を飾った古性優作が今回も主役を務めるが、昨年の大会の覇者である松浦悠士率いる中四国勢も強力だ。高松宮記念杯で準優勝の山田庸平らの九州勢のさらなる活躍や、平原康多率いる関東勢と郡司浩平率いる南関東勢の巻き返しにも期待がかかる。

単騎戦で再び栄冠を手にした古性優作が中心だ

今年前半の競輪界を振り返ってみると、2月の全日本選抜と6月の高松宮記念杯を古性優作が優勝、5月の日本選手権は脇本雄太が優勝とGIタイトルは近畿勢が独占しており年末のグランプリ出場権を獲得しているのは2人だけだ。そのため後半戦はタイトル争いはもちろんグランプリ出場権を賭けた賞金争いも熾烈なものになるだろう。今回のサマーナイトフェスティバルはグランプリ出場には直結しないが、高松宮記念杯を準優勝してグランプリ初出場が見えてきた山田庸平や地元平塚のグランプリにどうしても出場したい郡司浩平が賞金の上積みを目指して熱い走りを見せてくれるだろう。

古性優作は地元岸和田での高松宮記念杯にこれまで5度出場していたが、地元戦のプレッシャーに負けて1度も優出できなかった。しかし、昨年のグランプリで初優勝を飾り白のチャンピオンユニフォームをまとった古性はひと回りもふた回りも成長を遂げ、今年の高松宮記念杯ではみごとに優出を決めた。そして決勝も昨年のグランプリと同様に単騎戦だったが、最終バック手前の6番手から捲ってうれしい地元優勝を飾っている。今回も脇本雄太が不在のシリーズだが、古性が優勝候補の筆頭と言っていいだろう。

松浦悠士は昨年のサマーナイトフェスティバル決勝では清水裕友を先頭に中四国勢4車結束から初優勝を完全優勝で飾っている。しかし、先の高松宮記念杯では準決で4着敗退と決して本調子ではなかった。東西対抗戦形式のために中国勢と四国勢が叩き合わなければならなかったのも痛かった。それでも今回は通常の勝ち上がり戦なので、町田太我や太田竜馬らの機動力を目標に勝ち上がっていくだろうし、昨年と同様に中四国ラインの結束力の強さを発揮してサマーナイト連覇を狙ってくるだろう。

町田太我は高松宮記念杯では二次予選で敗れたが、二次予選は太田竜馬との対決で2人とも戦いづらかったせいか北津留翼にあっさり主導権を奪われて太田が3着、町田が8着に終わっている。それでも町田は一次予選は逃げて3着、3日目特選では深谷知広相手に逃げ切って柏野智典とワンツーを決めており調子はいい。ビッグレース初出場となった昨年のサマーナイトフェスティバルは予選敗退に終わったが、それから1年数々のビッグレースを経験して成長してきた町田が今度こそのビッグレース初優出を狙ってくる。

サマーナイトフェスティバルとは

競輪のナイター開催は1998年(平成10年)函館競輪場で初めて行われた。競輪界初の試みということで、選手の協力を得て何度も試走を繰り返し、特に公正安全な競走を実施することが絶対の条件であるため、照明については細心の注意が払われた。真夏の日差しを避け、照明が照らすカクテル光線の下白熱のレースが展開され、仕事帰りのお客様を中心に多数のファンが夜の競輪場に集い人気を博した。現在では多くの競輪ファンに親しまれている。

ナイター開催がファンの間で浸透するにつれ、「ナイター競輪でグレードレースが見たい!」というファンからの要望が強まっていった。競輪界ではそのファンの声に応えるため、平成17年(2005年)に「サマーナイトフェスティバル【GII】」として競輪界初となるグレードレースを新設した。平成26年(2014年)までは2日制で開催されていたが、平成27年(2015年)から3日制で開催されることとなった。平成28年(2016年)の選考基準から、前年11月から今年4月までの間に開催されるGI、GII及びGIIIの優勝者に加え、FIについても優勝回数上位者から出場する権利が与えられる。選考期間中に優勝しなければどんなトップ選手も出場することが難しいレースであり、逆に選考期間中に優勝さえすればGIIレースに出場できるチャンスが与えられることになる。2022年は東京2020オリンピック自転車競技トラック種目代表選手にも出場権利が与えられる。

優勝した選手らが出場する大会であり、この大会でチャンピオンの中のチャンピオンが決まることになる。いわば競輪界上半期のグランプリ。場内もライトアップされ、お祭りの雰囲気を盛り上げる。
「サマーナイトフェスティバル」は、競輪界が贈る真夏の夜の夢の祭典だ。

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