新玉野で、新王子が決まる。
世界のワッキーが、新しく生まれ変わった玉野競輪場に降臨する。
S班以上のスーパーS班と言っても良く、新たな歴史を作る玉野競輪にとって、興業的にも、これ以上の適任者はいない。
体の奥深い部分の疲労骨折で、年末年始は欠場したが、春先にベストに近い仕上がり状態に持ってくる。世界の大舞台を経験して、考え方も立派になり、人間的にも風格が出てきて成長。デビュー時のワッキーではなく、今では誰もが認めるメダリスト以上のスーパーアスリートだ。
中部、近畿のくくりでも、脇本の後ろを回れる適任者が少なく、松岡健介が一番回れる権利を持っている。
脇本の後ろから地元の岩津裕介や柏野智典と言う並びも十分考えられる。
昨年は玉野記念イン広島として行われ、ホームバンクの松浦が優勝。圧倒的な強さを魅せており、連覇を狙ってくる。基本的に地元の取鳥雄吾をアシストするが、決勝で取鳥を男にする走りもありそう。
1車噛んで松浦、取鳥、柏野、岩津と言う並びも考えられる。
今年も佐藤慎太郎はレースでも目立ち、それ以外の部分でも大きく話題を提供している。コラムのおもしろさ、ツイッターの人気度を考えれば、すぐに、こちら側の世界でも活躍できる。
東日本で吉田拓矢との連係になるが、地区に関係なくラインを組んでおり、大物として番組マンの配慮もある。
SNSからのアンチで、節操がないというコメントに対しても大人の対応をとっている。
吉田は競輪祭の優勝でG1覇者の仲間入り。
弟2人の話しの面白さは定評あるが、無骨な感じもあり、来年もS班の位置はキープしたい。捲りだけでなく、長い距離もがけるのも持ち味だ。地元の大将は実績から岩津裕介だが、点数では柏野智典が逆転している。
このあたりの折り合いにも注目したい。ワッキーの完全優勝が濃厚なシリーズだが、S班3人が、どこまで詰め寄れるかだろう。
上位陣と若手選手との差が大きく、番狂わせのレースは少ないとみたい。
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