中井光雄記念杯2023【京都向日町競輪場】

中井光雄記念杯

力か、技か?白熱のV攻防戦

昨年最後のGⅢ伊東をV。野原雅也がV争いをリードしていくか。メリハリの効いた捲り、先行にやる気なら横もこなせる強みがある。その後のFⅠ戦でもしっかりと結果を残しているだけに、地元で燃える稲垣裕之を背にファンの期待に応える走りを披露しよう。

安定感では小倉竜二が指折りの存在。たとえ目標が不在でも勝負圏をキープ、そこから捲り温存のキメ脚で、呼応する阿竹智史とV奪回に燃えている。

隅田洋介は岡山転籍後はバタバタしていたが、そろそろ落ち着いて来る頃。自ら捲差しで戦ってもいいし、同県山根将太と同乗なら任せて追込み勝負でV戦線へ。

九州からは吉本卓仁、坂本亮馬、林大悟の福岡トリオがスクラムを組んで優勝争いに殴り込みをかけるし、修正完了していれば柴崎淳の一撃も圏内だ。

主力、惑星が接近して激戦模様

実力的に各派に差はない感じだが、比較的中部勢に駒が揃っている。先鋒を務める山口聖矢が幅を活かして他派を制圧すると、S級落ちの小川将人、戦歴安定の鈴木幸紀らとの上位独占が見えて来る。

迎え撃つ近畿の軸は佐藤成人。S級落ちの張野幸聖、地元の中川繁樹や、好調藤田真をリードしてV争いへ。

中四国からは降級組の小川祐司、実力者増原正人が参戦。だが、小川は降級緒戦はA級の流れに戸惑いがあった感じ。増原もキメ脚は目標の頑張り次第の近況で…。九州勢は捲り脚温存の好永晃が勝負圏を確保出切れば面白い存在か。

吉村、藤田が双璧か

主力に差はないが、積極性を買って吉村早耶香を筆頭に推す。古都路を迷わず突き進むか。勝利の数は藤田まりあが上をいく。捲りを主武器に幅の走りで主役交代を目論む。

この2人を捲差しに威力秘める中野咲、増茂るるこ、機動戦を基本に進める當銘沙恵美らが追って行く。

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