京山茶花賞2021【京都向日町競輪場】

京山茶花賞

南関、関東は互角の情勢

山本健也は現在は目標に前を任せての攻めとなっているが、キメ脚は依然としてシャープ。11月は平塚で菅原裕太、松阪で小原唯志といったS級クラスの先行選手をきっちり差している。10月岐阜の決勝は菅原裕太-石橋慎太郎が苦しむ中、1人だけ直線を伸びて2着に入線。今回は進境著しい仁藤秀に乗って、激戦を制するとみたい。

長井妙樹は10月松阪で中嶋宣成のホーム捲りを一気に交わして優勝。父は賢人で兄は優斗という競輪一家に育った好環境がここに来てようやく花が咲いた感じ。11月は宇都宮の初日に池野健太の特進を阻み、豊橋は最終日の敗者戦で中川繁樹-小林卓人の近畿ラインを撃破。ここは埼京ラインの総合力高い山田雄大に乗って優勝争いを演じよう。

鈴木涼介は今期2度の優勝。9月大宮決勝は荒木貴大のホーム先行を3半から豪快に捲った。マークした三浦翔大が2車身離れるおまけ付き。11月いわき平決勝は地元ということもあり、磯島成介マーク策から鋭く抜け出した。破った相手が上原龍なので、値打ちは高い。南関、関東の壁は厚いが、優勝争いの一角を示そう。

劣勢の近畿ラインを引っ張るのは吉堂将規。今期は7月久留米で中井護、10月青森で下井竜の決勝2着くらいが目立つ成績だが、持ち味の豪快な先行、捲りに加え、飛び付き策も見せるなど、レースの幅が拡がったのは頼もしい。地元の砦を守る走りに期待。

119期生による優勝争い

桑名僚也は119期の在校3位。当然デビュー9連勝での特進が期待されたが、器用さが災いして、取りこぼしが多くて願い通りになっていない。それでも3度の優勝は力の証明だし、初登場の向日町バンクを席巻するは必至。

平山優太は在校30位という平凡な成績からメキメキと力を付けて、10月小田原で桑名僚也、塚本瑠羽相手に初優勝を飾り、11月松阪で深瀬泰我に2度目の優勝。好成績は捲りに片寄るが、スピード全開で優勝争いに参戦。

塚本瑠羽は東海大学柔道部出身という変わった経歴の持ち主。成長までに時間がかかるかと思われたが、7月青森で佐藤啓斗、平山優太相手にいきなり初優勝。その後も4度の決勝2着があり、戦歴的には優勝候補に名を連ねる感じになった。

石田拓真は9月と11月の奈良で優勝。ゲンの良いバンクができてしまった感あるが、ここは同じ近畿地区。
初めての向日町参戦になるが、同期のライバル相手に旋風を巻き起こす可能性はある。

鈴木、坂口の攻防戦

鈴木美教はトライアルで落車。自分で立ち上がれない感じで心配されたが、酷い骨折に至らなかったのは不幸中の幸い。まともなら本年9回の優勝のパワーはひと際光る存在。豪快な先行、捲りで他を圧倒しよう。

鈴木美教との争いでグランプリ出場を決めたのが坂口楓華。1年間の頑張りがようやく報われた。地元バンクを走るのは3月以来で、その時は当然のように3連勝で優勝。年末の大一番のために、ここは弾みを付けたい。

梶田舞は新興勢力に押されがちの1年になったが、高い総合力でガールズ上位の座はキープしている。向日町は2年振りだが、その時は林真奈美、石井貴子(千葉)相手に優勝。思い出の地で復活を果たすか。

永禮美瑠はトライアルで決勝進出。7着に敗れたが、鐘から先行して見せ場は十分に作った。向日町は4月開催で2日目に山本知佳、下条未悠相手に勝利。今回も期待の持てる1人だ。

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