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【S級戦展望】
優勝争いの軸になるのは近畿コンビだ。高久保雄介(京都)は近況、番手回りが増えてきたが、もちろん本来の自力勝負でも強さを発揮。今シリーズもラインの先頭での猛攻、さらにメンバー構成によっては番手戦の双方を視野に入れてV獲りだ。
藤井栄二(兵庫)もスピードを生かしたレース運びから、番手戦もこなすようになりレースの幅が出てきた。FⅠ戦では5月の岸和田、7月の富山で優勝するなど好結果を残しており、高い実力を示して激走だ。
迎え撃つ四国勢は層が厚い。池田憲昭(香川)は、不利な状況からでもタテ脚を駆使して台頭する。網谷竜次(香川)も地元戦で存在感をアピールしたいところだ。さらに徳島勢は原田研太朗、室井健一、北村信明、清水一幸と充実したラインナップ。差し脚がさえている濱田浩司(愛媛)も加わって四国ラインの強さが増す。
中国勢は隅田洋介(岡山)が優勝候補。近況は差しの決まり手が目立つが、まくりの威力は一級品。竹内翼(広島)、才迫開(広島)の脚力も侮れず、虎視眈々と上位進出を狙う。
中部勢は川口聖二(岐阜)を先頭に反撃する。爆発力には欠ける印象だが、タイミング良く仕掛け切れば1着を取っており、他地区の自力型にとって難敵だ。マークする山口富生(岐阜)が好連係から鋭く伸びる。堅実な西村光太(三重)、実力者の山内卓也(愛知)がガッチリとラインを固める。
【A級戦展望】
中部期待の新鋭・村田祐樹(富山)が奮闘する。ストレートな先行主体のスタイルで白星を重ねる25歳。4月の地元富山、7月の松戸で共に完全優勝を飾っている。6走全てで最終バックを取る競走で強さをアピール。クセのない高松バンクならさらに持ち味が生きるだけに、別線を封じるスピードに注目が集まる。
マークするのは岩本和也(石川)。S級経験豊富で実績のあるベテランが、巧みなさばきから決め脚を繰り出す。
四国勢は、日野博幸(愛媛)が先陣を切る。早めの仕掛けでマイペースに持ち込んで粘り込む。渓飛雄馬(愛媛)が日野を援護して上位へ。宮崎康司(香川)は走り慣れたバンクで、コースを突いて伸びてくる。
中国勢は今岡徹二(広島)が中心。元々はパワー駆けのイメージが強いが、最近は番手での立ち回りが増えて、印象が変わりつつある。今開催は、広島同士で船瀬惇平(広島)との連係が見られる可能性もある。田中和磨(岡山)、富武大(山口)は他地区の強敵相手に一発を狙う。
九州勢は本格的な自力型が手薄な印象だが、ベテラン勢がスタンバイ。城戸崎隆史(福岡)、穴井利久(福岡)らがしぶとく食い下がる。園田鉄兵(熊本)は自在に駆けて決勝を目指す。
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