好調の四国「犬伏湧也」が筆頭だ!
12月25日に初日を迎える西日本カップ、坂本龍馬杯。参加選手は今年の最終戦となり来年へ弾みを付ける意味でも重要なシリーズ。好メンバーが集結して激戦の優勝争いを繰り広げる。
優勝候補の筆頭として地元地区を引っ張るのは犬伏湧也。今年は地元小松島と京王閣で強烈捲りを決めて記念2度の優勝。非凡なダッシュ力はトップクラスでタイトル獲得を狙えるまでに成長。高知では昨年全日本選抜G1で3勝を挙げ、今年の記念でも決勝進出と好相性。豪快スパートで優勝へ突っ走る。同県で連係は小川真太郎。総合力に磨きをかけて番手戦の経験も増えてきた。犬伏を目標にならチャンスをものにする。じもとでの戦いに気合が入る田尾俊介が四国結束から上位進出を狙う。
中国勢は取鳥雄吾と隅田洋介。取鳥は9月小松島で犬伏を地元優勝に導く走りを見せ、結束力を深めており、メンバー次第では中四国連係も視野に。隅田は捲り兼備の切れ味が復活している。
犬伏と力勝負は寺崎浩平。寛仁親王牌で2度目のG1決勝進出。近畿ラインの重要な戦力としてステップアップを続けている。競技仕込みのスピードをフルに活かす。番手は東口善朋の指定席。9月から失格、落車が続いていて悪いリズムを払拭できるか。
山口富生、川口公太朗、長尾拳太の岐阜トリオも優勝争いに加わってきそう。山口は年齢と反比例するかのような近況の活躍ぶり。経験に裏打ちされたマーク捌きでラインを盛り立てる。岐阜で結束なら長尾が戦闘で自力自在に攻めるが、寺崎との中近連動も十分。
九州ラインは伊藤旭、岩谷拓磨、林大悟、梶原海斗と機動型がずらりと揃う。中心となるのは自力自在に展開に応じた攻めをこなす伊藤旭。ビッグレースでも存在感を発揮して勝ち星を積み重ねている。LINEの先頭でも番手でも器用にこなして九州勢台頭のキーマンになる。
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