俺にはまだグランプリがある
KEIRINグランプリは、選手にとっても公営競技ファンにとっても「特別な日」になり得ると思っています。
競輪選手にとっては、不安や恐怖に怯えながら戦ってでも目指したい、1年で最後の晴れ舞台。
競輪ファンにとっては、年間を通して追ってきた競輪のドラマが完結する日。
公営競技ファンにとっては、競輪を知らなくてもお祭りのように競輪が楽しめる日。
12月は、嬉しい時も、悔しい時も、感動した時を総括する時。
ただ、まだ結論を出すのは早い。
12月30日、1年の最後に、競輪界最大のレースが待っている。
最後までわからない。俺にはまだグランプリがある。
2022年の締めくくりとなる大一番、競輪GPシリーズがここ平塚競輪場で開催される。
初日にはヤングGP、2日目にはガールズGP、そして3日目には競輪GP。3日を通して行われるのが寺内大吉記念杯となる。
競輪GPには今年も地元郡司浩平(神奈川)が出場権を得た。苦しい一年ではあったが、最後にはきっちり出場権を得て、安定した状態を維持している。焦点は4車の東北勢の並び(12月16日現在)で、どう並ぶかに注目。4車結束すれば強力だ。もちろん脇本雄太(福井)―古性優作(大阪)の近畿コンビも人気となりそう。何でもこなすオールラウンダー、平原康多(埼玉)、松浦悠士(広島)も虎視眈々とGP制覇を狙う。
ガールズGPは競技でも活躍する佐藤水菜(神奈川)が競輪祭で優勝を果たし滑り込みでGP出場の切符を手にした。神奈川での開催でGP制覇を目指したいところ。もちろん女王の児玉碧衣(福岡)、2017年平塚GPの覇者石井寛子(東京)らの実力者も黙ってはいないだろう。
ヤングGPは各選手のコメントが発表されるまで予想は難しいが、今年G1初優出を果たしている寺崎浩平(福井)や、柔軟な走りができる山口拳矢(岐阜)らを筆頭に、ヤングGP初挑戦となる犬伏湧也(徳島)、吉田有希(茨城)らのフレッシュな面々にも期待したい。全員が自力可能な9名だけに波乱の結末も十分にある。
寺内大吉記念杯では2020年平塚GP覇者の和田健太郎(千葉)に同年ヤングGP覇者松井宏佑(神奈川)を擁する南関勢を中心に、小倉竜二(徳島)、浅井康太(三重)らの実力者も揃いハイレベルな開催となりそうだ。
イベント情報
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【12月28日】
・キングオブコント2022ファイナリスト「最高の人間」お笑いステージ
・K-1元世界王者「魔裟斗」トークショー
【12月29日】
・日本女子プロゴルフ元賞金女王「古閑美保」トークショー
・ガールズグランプリ2021女王「高木真備」トークショー
【12月30日】
・「藤原紀香」スペシャルトークショー
・「渡辺美優紀」トークショー
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